剪定の適期(植木屋へ年1回手入れ依頼)
植木屋へ年1回手入れを依頼する適期について
1.新年を気持ちよく迎えたいのなら 10月~12月
春の芽吹きまで切った跡が長期間伸びないので、お得感があります。
ただし、日照時間が短いので植木屋の作業単価は高くつきます。
また、この時期の作業依頼が多くて植木屋の予約が取りにくく、内容よりも数をこなす傾向があります。
さらに、春に開花する樹種は花を重視するなら木を小さくできないので、木は年々大きくなります。たくさん切ることもできますが翌春の花は望めなくなります。
2.サツキやツツジの花を重視するのなら 6月~7月
春咲きの木は花後の剪定ができ、秋咲きのキンモクセイなども花芽分化前なので手を入れられます。
日が長いので1日たっぷり植木屋に仕事をしてもらえてお得ですが、枝や葉などのごみの量が多くなるので処分費は高くなるかもしれません。
切り方によっては切ったところからすぐ芽が吹いて樹形を乱すことがあり、草刈りしたところもすぐに生えてきます。
3.木を小さくしたいのなら 2月~3月
新芽が吹く直前が一番強剪定できます。
多くの庭木では花を失いますが、蕾が確認できるので、どの程度花を犠牲にするのかが明確にわかります。
暮れのあわただしい時より、植木屋も落ち着いて丁寧に作業してくれるはずです。
木のためには3-2-1の順が一番良いです。
1と2はあくまで人間の都合を優先した選択です。
参考文献 木下透「剪定『コツ』の教科書」講談社2022年